2005年後半から2006年前半に
かけて膨らんだ経費を削減するのに
4年以上もかかった。
(1)人件費
(2)事務所経費
(3)不要なプロジェクト経費
簡単にいえばこの3つか?
(1)が一番厄介だった。
「雇用を確保せよ」という”能力のない人”と
「能力なき奴は去れ」という”実力主義の人”
との闘いなんだな、これは。
「人を有効に使ってこそ、立派な経営者だ」
という綺麗事を言う人もいるけれど、僕の
会社の規模だと、その人に合った仕事を
作るわけにはいかない。
プロジェクトが決まれば、その内容に沿った
能力のある人が集まり、仕事を進める。
プロジェクトが終われば解散。
この形でないと、効率が悪くなるわけで。
だから僕の仕事形態だと
「能力のないやつはすぐに去れ」
でないと会社が持たない。
だから、これを堂々と主張することに
している。
綺麗事じゃないんだな。
能力のない人がいると、それは会社の死に
直結してくるわけで。
なのに、能力のない人に限って、
×仕事以上の報酬を求め
×ラクをすることしか考えず
×不平不満は一丁前で
×感謝の気持ちは全く持たない
という特徴を例外なく持っているからタチが
悪いわけで。
今でこそ、「人を雇わない」という方針を
徹底することでその”害”から逃れているが
当時はタイヘンだった。
雇われ感覚だと、うちの仕事はできない。
全部「成功報酬」での仕事に統一すること。
これを徹底しないとダメだな。
(2)については、人と会う場所が必要だ、
信用も必要だということで借りていた。
ところが起業して7年。
当時とは状況が徐々に変わってきた。
つまり「ノマド型経営」が、認められて
きたということ。
書類を書くときに「固定電話」の番号を
かかずに「携帯電話」の番号を書いても
何の問題もなくなってきた・・・
という感覚と同じものがある。
だから、事務所は解約した。
これで年間600万円以上の経費節減。
(3)の不要なプロジェクト経費も反省点。
塾の卒業旅行、いらないコンサル契約、
意味のなかったブランディング事業。
これだけで2000万円ほど消えている。
今は、いらないものは徹底排除という
【戦略的貧乏】が身についているが・・・
自分の無知のために、経費の無駄遣いを
してしまった。
これらの反省点を活かして、これからは
(1)お金は使わない
(2)必要であっても、できるだけ使わない
(3)ただし、回収ができるなら積極的に投資
(4)人件費は全部「成功報酬」
この4つを実践。
というか、今も実践しているので、継続する。