今までは日本が大好きで、日本で骨を
埋めようなんて考えていたけれど・・・
いろいろな理由があって、そろそろ
日本に愛想をつかしつつある。
だから、いきなりではないけれど、
海外に軸足を置く準備を始めることにした。
海外に会社を作ってみる。
海外に銀行口座を作ってみる。
海外で1ヶ月ほどを過ごしてみる。
という、小さなところから始めてみようかな。
日本はいい国で、安全だし、街は
綺麗だし、食事は恐らく世界で一番
美味しいし、ホスピタリティも一流
だし、インフラ基盤バッチリだし、
「住むだけ」
なら、いい国なのかもしれない。
仕事をするにしても、僕は一応、
日本語を話せるから、日本で仕事を
する分にはやり易いし、いいことばかり。
ここまでメリット満載なのに、どうして
愛想をつかしつつあるかというと・・・
一番の理由は
「将来が明るくなるとは思えない」
そういう、閉塞感かな。
恐らく、この国が変わるためには、個人の
メンタリティを変革しなくてはならない
のだろうけれど、相変わらずの
・たかりが好き
・何でも人のせい
というところは変わりそうにない。
参考になる文章があったので転載する。
【大前研一 日本復興計画
Japan; The Road to Recovery より】
サッチャー以前の英国は、ちょうど今の
日本のようなジリ貧状態だった。
労働党と保守党が入れ替わり立ち替わり
何をやっても、悪循環が加速するばかり。
お互いがお互いを非難して、
野党になると与党の攻撃ばかり。
まるでどこかの国の政治と瓜二つ
だった。
これに終止符を打ったのが鉄の女
サッチャー だった のだが、成長神話
に終止符を打つことの難しさは、いずこ
も同じというべきだろう。
結局、そうしたパラダイムから抜け出す
には、個々人のメンタリティを変革する
しかないと思う。
あなた自身を復興する、あなた自身が
あなた自身を救ってサバイブする。
この世の中、どんな乱世になっても生き
残ってみせる、というメンタリティ、
極端に言えば、世界のどこに出かけて
行っても稼ぐぞ、というメンタリティが
持てるかどうか、そこがポイントなのだ。
個人は最小経済単位だ。
あるいは家族が最小の経済単位だ。
政治家に頼ってはいけない。
政府に頼っていてもいけない。
国がなんにもしてくれないことは、
すでに明らかだ。
自分自身だけが頼みの綱と覚悟を
決める。
そうしなければ、この日本も元気になり
えず、復興もありえない。
(ここまで)
もし、日本人個々人のメンタリティが
改善されるなら、僕は日本にこれからも
ずっといていいと思う。
ただ、見ていると、
今の日本人のメンタリティが改善するとは思えない。
つまり、将来「確実に」悪くなる。
ということで、近い将来、あまりよろしく
ないことが起こってくるだろうから・・・
軸足は徐々に海外に移していく。
本当は、日本人に期待したいけれどね。
この国は、極端な外圧がかからないと
変わってこなかった歴史があるからね。
今のままだとダメなんだな・・・