稼いだ時に、お金の力に魅了されて、
飲み込まれてしまうと、散財するんだろうな。
そのお金を数字として冷静に見て、
安定させたり増やしたりする工夫を
冷静に出来る人が資産構築できるんだろうな。
情けない話だけれど、起業したときに、
バブルに乗って稼ぎすぎて、役員報酬を
上げ過ぎた。
今なら役員報酬を据え置いたまま、内部
留保を厚くするか、決算までに時間が
あれば、リストを集めたり、ソフト開発に
利益を投資するのだが・・・
当時は
「役員報酬の多いヤツがえらい」
という、アホな考え方をしていたので、
年収を6000万円に設定していた。
社長の給料は「仮払金」みたいなもの
だから、その絶対額ではエライも
エラクないもないわけで。
こういう、経営者としては失格な考え
方をしていたのみならず・・・
「年収6千万円って、そうそういないよな」
「街を歩いている中にオレより稼いで
いるヤツって少ないだろうな」
という、超傲慢な想いも持っていた。
これは、
傲慢でバカな人間
という見方もできるし、別の側面から
見ると
「お金だけが判断基準」
「お金の力にヘンに魅了されている」
「お金に飲み込まれている」
ということ。
で、お金の力に負けている状態だから
ついつい使ってしまう。
車に5000万円使ったり、塾での
サービスを過剰にしたり、不要な人件費を
使ってしまったり・・・
あっという間に1億2千万円以上が消えた。
特に「人件費」が大きかったかな・・・
これだけ大きな失敗をして、バカな自分は
ようやく学ぶことができた。
お金はあくまでも結果だし、それがたくさん
あるだけではエラいと言えないし、常に
冷静に見て、安定的に増やす方法を考え
ないと、資産構築はできない。
たしかに魅力的なものではあるけれど、
その魔力に取り憑かれないように。
単なる数字として客観的に見ながら、それを
増やすゲームを楽しもう。