畑岡宏光の起業物語 〜後編〜
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【裏編集後記】起業物語(52)雑誌掲載の効能
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2006年は情報起業やアフィリエイトが注目
され始めた黎明期~成長期。
こういう時には、そこそこ活躍をしていれば、
雑誌の取材やら、本の執筆依頼はこちらから
アクションを起こさないでもやってくる。
雑誌は6件掲載されたし、この時期、本の出版
企画も、出版社から10件ほど持ち込まれた。
「波に乗る」というのは、こういう状態の事で、
恐らく人生で1回か2回しかないと思う。
ま、派手に目立たなくても、ずっと稼いでいる
人もいるわけで、今ではそういう人のほうがずっと
えらいと思うけれど。
・・・・・
雑誌に掲載されることの意義は、1つ。
雑誌に乗った!ということで、ブランディング
とやらが出来る。
これが最大の効用だと考えている。
普通の人から見ると、雑誌に掲載されるという
のは、凄いことだろうから、そういう意味で、
「雑誌掲載を凄い」
と思う人相手の商売であれば、いいかも知れない。
・・・・・
因みに取材費は貰ったことがない。
一般人が雑誌に載るだけでもありがたいことだし、
ブランディングができるから、もらえるとしても
断っていただろう。
今では、面倒なのでやらないが、当時は、一般の
人気を優先していたために、メディアには積極に
出ていた。
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【裏編集後記】起業物語(53)さらに全国面談を
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2006年は、大きく稼いだ年でもあり、当然、
人との出会いも今まで以上に多くするようにして
いた。
11月~12月には、
◯東京(5日間)
◯仙台
◯名古屋
◯静岡
◯広島
◯福岡
で、面談を開催。
5月に続く全国面談で、200名以上の方と
お話することができた。
今、思い起こせば・・・
当時は、戦略~戦術などはあまり考えず、楽しい
ことや、本能の赴くままに仕事をしていた。
今は、将来の事を考えて「経営」をしている
感じはする。
2006年は、「波に乗っていた」時期であり
戦略なく仕事をしているだけでも、それなりに
稼げたわけだ。
このころから、将来を見据えていれば、もっと
楽になれただろうけれど、それができれば苦労は
しない。
この時に稼ぎ、浪費し、たくさんの人と無差別に
会い、多くの成功と失敗を繰り返した。
後悔も多いが、それは全て今の糧に繋がって
いる。
どんな体験でもしておくべき。
それが、今までの体験と違えば違うほど。
たとえ、いい思い出でもそうでなくても。
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【裏編集後記】起業物語(55)間違った方向へ
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2006年の総括に続き、2007年の総括も
してみる。
個々の出来事については、次から書いていく予定。
2007年は「間違った方向へ進んだ」1年だった。
もちろん、当時は「間違い」に気付く訳はなく、
今だからこそ、理解ができる失敗なわけで。
大きな間違いポイントは・・・
(1)アフィリエイトを馬鹿にしてしまった
(2)小さなビジネスを馬鹿にしてしまった
(3)経費の無駄遣いを続けてしまった
(4)自己成長のための努力をしなかった
この4つ。
これらの致命的なミスを重ねてしまったので、
自分の目標である
「月額3000万円の営業利益を計上する」
ことから遠のいてしまった。
それでも、波にのっているということは恐ろしい
ことで・・・
2007年5月末の第2期の決算では、売上は
3億円に近づいた。
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【裏編集後記】起業物語(56)2007年の過ち1
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2007年の間違いについて、考察してみる。
(1)アフィリエイトを馬鹿にしてしまった
ことが、1つ目の大きな間違い。
アフィリ塾のセミナーでも、僕は当時、公言して
いたのだが
「アフィリエイトはお小遣い稼ぎのつもりで」
という考えだった。
もちろん根拠はあって・・・
検索エンジンという、「他人」に依存するビジネス
なので、リスクを自分で管理できないという短所が
ある。
さらに、ページの量産~管理の手間がかかり、
キーワードの変更にも付いていかなくてはならない。
イメージとしては、検索エンジンの奴隷になって
サイトを量産するブルーカラーという感じ。
しかし・・・
この考えは完全に間違っていた。
何事も「批判する」ことは良くないが、この時
僕はまさに「アフィリエイトを批判」していた
わけで、そのしっぺ返しを数年後に食らうこと
になる。
2006年当時から、アフィリエイトの市場は
年々大きくなっており、昔から内容のあるサイト
をつくりこんでいたアフィリエイターの稼ぎは
時間の経過と共に大きくなっている。
今でこそ、僕もこの事実に気がついて、自分の
理論の過ちを認め、ニッチなアフィリエイトの
分野に参入しているが・・・
当時から、アフィリエイトを馬鹿にせずに
コツコツと取り組んでいれば、今頃、月額
営業利益は、アフィリエイトだけで1000万円
以上になっていたはず。
それが実現できなかったのは、経営者としての
先見の明の無さが原因。
何事も馬鹿にせずに取り組む。
今になって、ようやくこの事実に気がついた。
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【裏編集後記】起業物語(57)2007年の過ち2
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今回も、2007年の間違いについて、考察
してみる。
間違いは4つあった。
大きな間違いポイントは・・・
(1)アフィリエイトを馬鹿にしてしまった
(2)小さなビジネスを馬鹿にしてしまった
(3)経費の無駄遣いを続けてしまった
(4)自己成長のための努力をしなかった
この4つ。
今日は(2)について。
これは、心の底で深く反省をしており、現在の
僕のビジネススタイルにそれが反映されている
のだが・・・
月額10~30万円程度のビジネスを思いっきり
馬鹿にしていた。
月額300万円以上稼げないモデルはビジネスじゃ
ないとまで思っていた。
だからこそ、アフィリエイトなんて、1ページで
10万円程度じゃないか!と馬鹿にしていたし
取り組むこともしなかった。
他のビジネスについても小さなものは完全に無視。
その結果どうなったか?
アフィリ塾~投資塾~FXツールなどのビジネスは
全て、短期間で億単位の売上を計上できたが、
それが無くなってしまえば「何も残らない」状態
となった。
つまり、会社の経営を
たった1つの収益基盤
に任せてしまうことになり、リスクが高い状態に
自ら突っ込んでいった。
1つがコケれば会社はそれで終わり・・・
これほど危ないことはない。
月額500万円のものがコケてしまっても、月額
30万円のもの5つが、なんとか会社を支えて
いる、という状態が、やはり理想的なわけで。
以前も書いたが、理想的な構成としては
月額300万円以上のモデル1~2つ
月額100万円レベルのモデル3~5つ
月額100万円未満のモデル10以上
という感じがベスト。
今は、この状態を目指して、大小混じったモデルを
全て等しく管理して推し進めているところ。
これには大きな力がいるし、管理もタイヘン。
でも、やり甲斐があり楽しい仕事でもある。
2007年の慢心で、僕は小さなビジネスを
実践しなかったわけだが・・・
これもあながち失敗とは言えない。
そのことで「深い反省」を得ることができ、今は
それが僕の原動力になっているのだから。
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【裏編集後記】起業物語(58)2007年の過ち3
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間違いの3つ目は
(3)経費の無駄遣いを続けてしまった
こと。
これは、後々に大きな禍根を残すことになる。
今だからこそ確信できる、一番やってはいけない
事は・・・
×下方硬直性の高い固定費を増やす
こと。
具体的に言うと、
「人件費を増やすな」
ということ。
当たり前すぎて、言い古された事ではあるけれど、
自分で失敗して初めて理解できた。
経費の中でも、仲間との会食費や、タシクーでの
移動代金というのはすぐに削減できる。
実際、昔は、焼肉を食べるのにも
叙々苑 游玄亭 銀座並木通り店
を使い、そこのシャトーブリアンを平気な顔して
食べていた。
(150gで9,000円の肉)
2名で6万円のお会計・・・みたいなことも
あったが、今では反省をして、
一人5,000~10,000円
ほどで済む焼肉屋をチョイスしている。
移動手段も、タクシーを徒歩にしたり、グリーンを
普通席にしたらいいだけで、このあたりの費用は
一瞬にして削減できる。
だから、特に問題ない。
しかしながら・・・
人件費だけはどうしようもない。
下げると文句を言うし、「社員」として安定した
立場を与えてしまうと、必死さがなくなり、仕事を
しなくなる。
人間って、本当に怠ける動物で、
◯安定すると仕事しなくなる
もの。
もちろん、一部の優れた人はそうではないけれど、
95%以上の人が
◯安定すると仕事しなくなる
んじゃないかな?
何らかの「暴力機構」がないと、どんどん仕事を
しなくなる。
人の良心を信じてはいけない。
だから、仕事は「成功報酬」で与えるべき。
また、もう一つ付け加えておくと、
自分に近しい人
は、絶対に採用してはいけない。
下方硬直性が最大になるだけでなく、イザという
時も切ることが極めて困難。
血のつながりはあっても、才能は別だから。
このあたりを徹底できなかったために、利益に
全く絡むことが出来ない無駄な人材に
5000万円以上
を浪費するハメになった・・・
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【裏編集後記】起業物語(59)2007年の過ち4
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2007年の過ちの最後は
(4)自己成長のための努力をしなかった
こと。
これが一番の失敗だったのかもしれない。
経費の無駄使いをしても、ビジネスの方向性を
間違っていても、自己成長の努力をしていれば
それはすぐに気づいて回避できたと考える。
つまり、自己成長の努力を放棄した時点で、
ビジネス全てを放棄したことと同じになるわけだ。
もう、2007年には戻れないけれど、もし、
2007年に自己成長の努力をして
・先を見る努力をしていれば
・積み上げ型ビジネスを実践していれば
・小さな利益が出るモデルを複数構築していれば
ひょっとしたら、今頃、目標だった、月額
3000万円の営業利益は達成できていたかも
しれない。
今までに解説してきた、(1)~(3)の失敗、
つまり、
(1)アフィリエイトを馬鹿にしてしまった
(2)小さなビジネスを馬鹿にしてしまった
(3)経費の無駄遣いを続けてしまった
は、全て、自己成長の努力を放棄したことが
その根本原因だと考えるようになった。
今は、メールマガジンをアウトプットの媒体に
して、自分のレベルを少しでも高められるよう、
自己研鑽をしている。
だらしのない僕がここまでのアウトプットを
継続できるのは、「自己成長を諦める」ことに
よるデメリットを、人よりも体感できている
からかも知れない。
そういう意味では、つまり、反省すべき知的
怠惰な生活への反省ができたということでは、
良かったのかもしれないが・・・
これぐらいのことは、事前に分かっておいても
よさそうなもの。
浅はかな人間は、こうやって苦労を続けるのだと
最近では考えている。
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【裏編集後記】起業物語(60)それなりの企画
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2007年は、大きな失敗を4つしたと書いた。
しかしながら、完全に何もしていなかったわけ
ではない。
アフィリエイト塾は完全に起動に乗り、運営も
ほぼ自動化のような状態にまでもって行けたので
時間 と 資金 に余裕がある
状態だった。
このころは、考えが浅かったとは言え、活動を
やめることはしていなかったので、自分がやって
いて楽しいセミナーや企画を次々に開催して
いった。
(1)ミリオネア合宿
(2)ネット起業全部セミナー
(3)カートレース大会
(4)お食事セミナー
(5)ツタヤDVD無料プレゼント
(6)資産構築ロードマップ上梓
この6つの企画は、多くの人に集まって
いただき、マーケティングの基礎を深く
学べるよい機会にもなった。
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【裏編集後記】起業物語(61)ミリオネア合宿
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「ミリオネア合宿」という、面白そうなセミナーを
開催してみた。
これは東京と大阪で、1泊2日の合宿形式にて、
ミリオネアになるためのマインドを学ぼうという
企画。
今から考えれば、それほど深みがない、お祭り騒ぎ
的な要素が強いものだったが・・・
それでも、10万円のセミナーに、東京は89名、
大阪も50名の参加者となった。
深みがない、お祭り騒ぎ的な要素が強いと書いたが、
アンケート結果の評価は上々。
企画自体は成功したし、満足度も平均90点以上で
人気のあるセミナーとなった。
セミナー4日間で、約1400万円の売上。
集客は、メール1通のみ。
セミナー講師には交通費も渡す必要がなかった
ため、利益率は80%以上。
当時は
「個人で起業してお金持ちになろう」
というブームがあったために、この企画も成功
したのだと分析している。
この体験から導かれる教訓は・・・
ブームに乗る、波に乗ると、ビジネスは成功し易い
ということ。
当たり前のようだが、
「自分のこだわりを優先すると不可能」
なわけで、このあたりは僕は柔軟性があったのだと
自己分析。
今も、その柔軟性は持ち合わせている。
そして、
◯何がブームか?
◯どこにお金が集まっているか?
◯どういう戦略を立てればお金が自分に集まるか?
ということは、だいたい分かるので、あとは
粘り強く実践しさえすれば、利益は出せるのだと
知った。
どんなことでも企画~実践したことはプラスに
なる。
それが失敗しても成功しても。
成功が失敗を生むし、その失敗が次の成功を呼ぶ。
成功と失敗の果てしない輪廻。
これが、自己成長の実態なんだろうな。
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【裏編集後記】起業物語(62)ネット起業全部セミナー
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2007年は、失敗の多い時期ではあったが、
「楽しいビジネス企画で稼ぐ」
という側面から見ると、未だに参考になる部分は
ある。
先に書いた「ミリオネア合宿」もそうだし、
「ネット起業全部セミナー」
も、楽しみながら企画したものの1つ。
売上や利益などは何も考えず
「ネットで起業するためのノウハウを全部公開」
すれば楽しいだろうな・・・
という思いだけで開催をした。
・アフィリエイト
・オークション
・情報起業
・不動産投資
など、ネットを使って稼げる分野について、それ
ぞれの専門家を講師にお招きし、それぞれの教室で
講師が2時間1コマで講義をする。
受講者には、時間割を渡して、好きな講義を6時間
受けていただく。
1日大学みたいなセミナー形式でこれも、100名
近くの方を集めて大盛況の中終わった。
このころのセミナーの特徴としては、
・講師の方々には、謝礼は一切払わない
・そのかわり営業は自由
・思いついたらすぐに企画をして集客
この3点がある。
講師の方は、自分のブランディングができるという
こともあり、しかも、僕がそれまでに無料で
コンサルティングなどをしていたこともあり、
皆さん快く無償での講義を引き受けて下さった。
企画も「面白そうだな」と思ったら即日企画して
集客。
勢いがあるので、100名程度ならすぐに集まり、
賑やかなセミナーを開催することができた。
事務局がないと対応できないレベルの仕事では
あったが、1回開催をすると100万円以上の
利益を軽く出すことができた。
そして・・・
人との繋がりもさらに加速していった。
2007年は大きな失敗をした年ではあったが、
脳天気にやっていた仕事からも学べることはある。
つまり、実践をすればそれが成功であれ失敗で
あれ、何らかを学ぶことができるわけで。
一番恐ろしいのは
「実践しない」
ことなんだな。
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【裏編集後記】起業物語(63)カート大会
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2007年から、起業仲間の西村さんと
「カート大会」
を、頻繁に開催するようになった。
ミクシィの日記だけで、10名前後の参加者を
募り、東京~大阪で、3ヶ月に1回のペースで。
大雨の中、走行したり、チーム対抗レースをしたり。
こういう、ちょっとした非日常体験を共有すると
仲間意識はさらに高まる。
昔、日本の起業で、社内運動会や社内旅行が開催
されていたのは、結局、社員の結束力を高める
ためだったのだなぁ・・・と、実感。
最近は、こういう仕事度外視の企画を全くして
いないが・・・
来年~再来年あたりに、
「非日常体験を共有する企画」
を考えるのも面白いかもしれない。
今は、
・効率よく稼ぐ
・仲間とプロジェクトを力強く進める
ということが中心で、それはそれで楽しい。
ただ、「それだけ」だと寂しいのも事実。
プロジェクトで大きな目標を達成したときには、
仲間と、海外旅行やあるいは
◯失敗すること前提のベンチャービジネス
を、展開するのも面白いと考えている。
今のところ有力なのは
・回転焼肉屋
・燃費の伸びる2人乗り自動車
を、創り上げることかな・・・
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起業物語(64)DVDプレゼント企画
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返報性の法則というのがある。
もらったら、お返ししたくなるという人間の感情
のこと。
そして、これを利用したマーケティングが
無料プレゼント
を送るという手法。
一度やってみたかったので、何か大きなことを
やってみよう・・・
と、考えて、ツタヤのDVDをプレゼントする
ことにした。
ツタヤでのレンタルDVDは3種類あるから、
そのうち2枚をプレゼントするという内容にして
告知。
結果・・・
7800件のお申し込みがあった。
当初は1000件ほどの申し込みになると予想を
しており、その枚数を揃えていたが・・・
半日ごとにDVDのダビングメーカーに連絡をし、
1000ロットでの増産を立て続けに依頼。
出荷前の事務所は、ダンボール箱だらけになる
という事態になった。
無料プレゼントにも、もちろんヒネリを入れたい。
そこで、2枚プレゼントのところ、全ての方に
すべてのDVDをプレゼントすることにした。
数百万円の経費がかかったが、その後に仕掛けた
集客では、やはりこの返報性の法則が働き、
大成功を収めた。
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起業物語(65)資産構築ロードマップ
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2007年の最後のイベントは
【資産構築ロードマップ】
を上梓したこと。
このレポートを世に出すにあたり、フツーの
ものでは面白くないので、僕なりのヒネリを
いくつかいれてみた。
当時の無料レポートは
「ただだから、これぐらいの内容だろ」
という「妥協」したレベルのものが多かった。
分量もも10~50ページのものが多く、片手間に
作っていることがありありと分かる品質だった。
そこで・・・
(1)無料とは言え、有料を凌駕するものにする
(2)ネット起業の全ての手法を網羅する
(3)PDFファイルは1000ページ以上にする
(4)E-book大賞を受賞し一気に広める
という4つのコンセプト(ヒネリ)を考えた。
もちろん僕だけでは、これだけの分量を書くことは
できない。
そこで各分野の専門家に執筆を依頼。
集めたリストは皆で共有するという、ジョイント
ベンチャースタイルを採用した。
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起業物語(66)資産構築ロードマップ2
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資産構築ロードマップには、4つのヒネリをいれた。
(1)無料とは言え、有料を凌駕するものにする
(2)ネット起業の全ての手法を網羅する
(3)PDFファイルは1000ページ以上にする
(4)E-book大賞を受賞し一気に広める
1つ1つを解説していく。
(1)無料とは言え、有料を凌駕するものにする
無料だから・・・ということで、ふつーのレポート
を、提供しているだけでは、他の人と同じレベル。
これでは全く意味が無い。
そこで・・・
有料ノウハウとして販売しても十分な内容を持つ
無料レポートを上梓しようと考えた。
簡単な発想だけれど、未だにやっている人が少ない
ことを見れば、「ノウハウを作る壁」というのは
想像以上に大きいのかもしれない。
あとは、「気楽にリストを集めてやろう」という
安易な考えをする人が多いのも、つまらない無料
レポートが溢れかえる原因になっているのかも。
僕は、他の人と同じことをするのがイヤだから、
他とは一線を画すレポートを創り上げることにした。
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起業物語(67)資産構築ロードマップ3
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(2)ネット起業の全ての手法を網羅する
ふつーのレポートは、1つのテーマについてしか
書かれていない。
しかも、その中の限定的なテクニックだけを取り
あげたものが多く、それ1つでは活用できない。
そこで・・・
オークション、ドロップシッピング、情報起業
投資、不動産投資など・・・
ネットで実現可能な起業方法の主だったものは
全て取り入れるという構成にした。
もちろん僕一人で執筆できるわけではない。
多くのパートナーや仲間に協力を依頼する形に
なった。
もちろん、ビジネスだから、だれも
「見返りなしに」
協力はしてくれないだろう。
だから、協力者各位には、集まったリストを使って
セミナーを開催する際には、セミナー講師として
ブランディングができる事、リストを使って講師の
サービスに集客する事、などを約束し、
「メリットが大きい形」
を提示し、協力をしていただくことになった。
この際には、今までにつくっておいた
「人との繋がり」
があったので、一度も断られることなく、依頼を
受けていただくことができた。
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起業物語(68)資産構築ロードマップ4
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(3)PDFファイルは1000ページ以上にする
いたずらに量を多くするのは考えものだが、やはり
分量が多いことは、宣伝材料になる。
他のレポートが2桁ページばかりで、3桁ページも
あれば、無料レポートとして「大作」だともて
はやされていた時期だったので・・・
4桁ページ、つまり1000ページを超えるもの
を上梓すれば、話題性が大きく、多くの方に読んで
いただけると考えた。
Think Big. Act Big.
という言葉がある。
そのままの意味で
「でっかく考え、でっかく実践しよう」
という事。
僕はこの言葉が好きで、自分なりにイメージを
大きく膨らませて、その中で動くようにしている。
もちろん個人レベルの起業だし、スモールIT
ビジネスだから限界はあるものの・・・
この考えを基盤に持っていると、大きな商売が
普通に(とはいっても、1~10億レベル)管理
できるようになる。
無料レポートではあるけれども、この考えを使い、
大きなものに仕上げようと考えた。
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起業物語(69)資産構築ロードマップ5
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(4)E-book大賞を受賞し一気に広める
ネットでお金儲けをしたい人たちのリストを集める
ことが主目的だし、協力者の方も複数になるので、
マーケティングについてもじっくりと考えた。
広告費+話題性だけでもそれなりにダウンロード
されることは予想できたが、これだけではダメ。
そこで・・・
当時、まだ1回しか行われていなかった
「e-book大賞」
という企画に挑戦することにした。
ここで大賞を取れば、さらにたくさんの方の目に
とまり、ダウンロード数も伸びる。
小さい部分ではあるが、こういうところにも気を
遣い、戦略を練った。
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起業物語(70)資産構築ロードマップ6
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これらの4つのヒネリを入れて、資産構築ロード
マップを上梓した。
多くの方に、このコンセプトに賛同いただき、告知に
協力していただいた結果・・・
無事に「第2回:E-book大賞」を受賞。
ダウンロード数が一気に伸び、先発の無料レポート
をごぼう抜きにし、5000件以上のリストを
集めることができた。
簡単に5000件とは言ったが・・・
この5000件というのは、「生きている」リスト
であり、僕からのメールがほぼ100%着信する。
ここに会員制ビジネスを仕掛け、630名を一気に
集客。
顧客単価が20万円前後だったから・・・
このリストから1年間で1億円以上の売上を計上
することに成功した。
さらに・・・
上梓後3年以上が経過しているが、未だに毎日
3~5件のホットなリストを完全自動で集めて
くれている。
5000件のリストから1億円の売上。
ということは、
1件のリストから2万円の売上。
まぐまぐでは、
25000件のリストから5億円の売上。
ということは、こちらも
1件のリストから2万円の売上。
ここからわかるのは、僕のマーケティング手法は
1リストから2万円の売上を計上することが
できるということ。
今も、資産構築ロードマップが毎日4件のリスト
を集めてくれているということは
4件×2万円=8万円
の売上を自動で運んでくれていることになる。
月額 250万円
年間3000万円
リストを現金化する術をしっていると、実は
こういう計算ができ、自分の売上~利益を簡単に
コントロールすることができる。
僕は、天才ではないけれど、このあたりの技術を
磨いてきたことが自分なりの強みだと自負している。
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起業物語(71)会員制ビジネスセミナー1
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今ではネット業界でも当たり前になってきている
けれど、僕は2005年の起業当初から、会員制
ビジネスを中心に経営をしてきた。
そして、2008年1月、会員制ビジネスのセミナー
を開催した。
起業してからの2年半で、売上が5億6000万円、
月平均で1800万円をオーバー。
この実績を元に、どのようにビジネスを展開するかを
講義。
今、僕が考えている会員制ビジネスのポイントは
(1)集客
(2)継続の根拠
(3)手離れの良さ
この3つ。
恐らく、この3つを徹底しているからこそ、月に
1通もメールがこない状態にもかかわらず、一定の
売上を維持できているのだと思う。
(1)については、全てのビジネスの肝だから
今更言う必要もない。
ただ、売り切りのビジネスとは違い
「継続課金」
が発生するので、成約率のハードルが高くなる。
このハードルを超えるために、2つのコツがある。
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起業物語(72)会員制ビジネスセミナー2
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会員制ビジネスは、売り切りのビジネスとは違い
「継続課金」
が発生するので、成約率のハードルが高くなる。
このハードルを超えるために、2つのコツがある。
(1)無料期間の設定など、マーケティング的なもの
(2)便利なツールを提供し、使い続けてもらう
(1)については、初期費用が無料、とか、今なら、
2ヶ月間、会費無料!というもの。
僕は、初月の月額を割引き、さらに1ヶ月分のお試し
期間をつけるというマーケティングをよく使う。
(2)については、会員制ビジネスの一番の肝に
なる部分。
ノウハウを会報やDVDで送るのもいいけれど、
それだと何時まで経っても、自動化できない。
※例外はあるけれど
だから、手離れが一番いいのは
◯シンプルなツール
◯使っていて手放せなくなるツール
を、提供すること。
僕はこのあたりを徹底しているので、今ではサポート
ゼロの会員制ビジネスを構築できている。
会員が、1400名いたときにも、手放しでお金が
入ってきていた。
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起業物語(73)会員制ビジネスセミナー3
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再度書くが、僕が考えている会員制ビジネスの
ポイントは
(1)集客
(2)継続の根拠
(3)手離れの良さ
この3つ。
(1)については前回説明した。
(2)についてだが、これが一番重要な要素。
この根拠をどういうところに求めるかで、
会員制ビジネスの質
が、決定される。
僕が2006年に立ち上げたアフィリエイト塾は
・アフィリエイトページ量産ツール
・ノウハウセミナー
・ノウハウセミナーのDVDを1ヶ月毎に配布
・全国初心者講習会
・サポート掲示板
などが、月額必要に含まれていた。
これが、月額課金を得る根拠だったわけだが、
見ての通り、「手間がかかる」
DVDは1ヶ月に1000枚ほどダビングする
必要があるし、それだけではなく世界12カ国に
発想する手間があった。
ノウハウセミナーは1ヶ月に東京と大阪で1回
ずつ。
会場の予約、参加者の管理、名札の準備、懇親会
会場の手配、講師との折衝、ビデオ撮影業者との
打合せ・・・
これもたいへんな手間。
掲示板は、ホンネを言うと「バカの増殖装置」
にしかならないから、サポートもタイヘン。
初心者講習会も、セミナーと同じぐらいの手間が
かかる・・・
ついでに、入金は銀行振込のみで、経理業務も
煩雑になった。
ということで、顧客単価40万円に対しての手間
が非常に大きかった。
もちろん、顧客単価が高いので、サポートを万全に
できる余力もあったが・・・
ビジネスである以上、利潤の追求をしなくてはなら
ないわけで。
僕はこの時、意地になってサービスを拡充させ
ようとしており、無駄なサポートにお金を使い
過ぎた。
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起業物語(74)会員制ビジネスセミナー4
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逆に、投資ツール提供ビジネスは
・投資サポートツール
・サポートツールの使い方動画説明
のみが、月額費用に含まれている。
ツールはシンプルで、操作説明がいらないほど
のものだし、動画もアップロードしておけば、
ユーザーが勝手に閲覧してくれる。
しかも、課金はカード決済のみで、入会~退会も
フルオート。
1400名の会員からは、月に数度しかメールが
こないという状態。
ということで、アフィリエイト塾の100分の1
以下の労力で、同等以上の利益を上げることが
できた。
長くなったが・・・
同じ会員制ビジネスでも、その会費の根拠をどこに
求めるかで、性質が全く異なってくる。
僕は、できるだけ効率よく利益を上げたいので、
最近、会員制ビジネスを立ち上げるときは
◯シンプルなツール提供
に特化している。
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起業物語(75)会員制ビジネスセミナー5
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ただ、問題点が無いわけではない。
シンプルなツールというのは誰でも作ることが
できるから、
×参入障壁が低い
わけだ。
ここをどうクリアするかが問題になってくる。
クリアする方法は2つ。
1つは、権威化。
例えば、投資補助ツールは、特許を出願した。
受理されるかどうかは別として、出願している
という事実で、若干の威嚇効果~権威効果は
あるみたい。
もう1つは、優秀なプログラマーの確保。
これは想像以上に難しいので、彼らに働きかけ
他にはない性能のソフトを作ってもらう。
シンプルだけれど、難易度の高いソフトを完成度
高く作りあげる。
これが出来れば、他が参入してくる前に市場の
シェアの大部分を確保できる。
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起業物語(77)閑話休題
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今日は、いつもの起業物語と違って・・・
この「企業物語」の今後について、考えていることを
書いてみる。
このコーナーは、実は、執筆に一番時間がかかる。
昔のことを思い出しつつ、何らかのオチをつける
必要があるから。
知らぬ間にフェードアウトしようと考えていたが、
読者の方々の評判が予想以上にいいので、ある意味
「仕方なく」
執筆を続けている。
おそらくこのペースでいくと、100回ほどで終わりそう。
それまでは、「仕方なく」書くとして・・・
その後はどうしようか?
実は、そのまま起業物語として、リアルタイム実践
報告をすればいいと考えている。
仕組化をしてお金を稼ぎ出すまでをレポート。
また、読まれるだろうし、「仕方なく」書くことに
なるんだろうな・・・(汗)
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起業物語(78)投資塾1
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2007年に無料レポート【資産構築ロードマップ】
を上梓し、5000件以上のリストを集めることが
できた。
そして、ツタヤでレンタルしているDVDも3枚
セットで、8000名近くの方に送付した。
「まずは与えよ」
の原則通り動いた僕は、当時、一番実践をしたかった
ビジネス
◯投資ロジックの販売
を開始した。
年額20万円ほどの高額の塾にもかかわらず、
集客は順調で、合計
630名
の、顧客を集めることができた。
投資塾を開いてから、しばらくはロジック調子も
よかったが、この塾では僕は後々につながる、
3つの事を学ぶことが出来た。
全て、手痛い失敗で、今のビジネスに結びつく
大きなインパクトがあるものだった。
(1)掲示板でのサポートはしない
(2)リスクを許容できない人間を集めない
(3)契約は成功報酬で行う
1つ1つ解説していこう。
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起業物語(79)投資塾2
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投資塾で学んだことは3つ。
(1)掲示板でのサポートはしない
(2)リスクを許容できない人間を集めない
(3)契約は成功報酬で行う
これらについて、1つ1つ解説していく。
(1)掲示板でのサポートはしない
厳しい言葉を使うと、掲示板というのは「情弱」の
増幅装置にしか、ならない。
当時は
「どんな質問にも20分以内で回答する」
「どんな質問にも24時間体制で回答する」
という、サービスにしていた。
これを続ければそれが「信頼」につながると考えた
から。
その結果、どうなったか?
投資するサインが出たら、掲示板はもう、タイヘン
な状態になった。
「買うのはどうしたらいいですか?」
「売るのはどうしたらいいですか?」
「売りと買いを間違いました、助けて!」
信じられないかも知れないが、こういうアレな
質問で、掲示板が埋まっていった。
何か気に入らないことがあれば、ヒステリックに
掲示板に書き付ける輩が多くなり・・・
バカの増幅装置という意味合いしか持たなく
なっていた。
あるいは「批判」の増幅装置。
アレが不満だ、コレが不満だ、そうだそうだ!
不満で仕方がない!どうしてくれるんだ!
という話が永遠と続く・・・
全員が、こんなにレベルが低いわけではないが、
全体の下位20%の人間が騒ぎ出すと、掲示板は
その20%の情弱が荒らしてしまい、ロクなことに
ならない。
これはどんな掲示板でも同じようで・・・
今では、僕達の仲間で、「掲示板」対応をして
いる起業家はいない。
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起業物語(80)投資塾3
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(2)リスクを許容できない人間を集めない
これも重要な要素になる。
ビジネスというのは、つまりお金を稼ぐというのは
常にリスクと隣合わせなわけ。
だから、投資が大きくなって戻ってくることも
あれば、その逆もありうる。
これは僕自身の反省だけれど、
「リスクが少なく稼げる」
というメッセージを、出せば出すほど、
そして・・・
顧客が甘えるメッセージを出せば出すほど・・・
そういう、
「ビジネスなのにリスクを許容できない」
人間を集めてしまう。
そして、何かトラブルが起こったときに思わぬ
悪い方向へ自体が向かってしまう結果となる。
だから・・・
顧客を集めるときには、僕達起業家が当たり前に
思っていること、つまり
「投資にリスクはつきもの」
「ビジネスにリスクはつきもの」
という、メッセージを確実に伝える必要がある。
実は、こんなに当たり前なことも、わざわざ伝える
必要があるほど、ビジネスの教育というのは、
されていない。
日本人の教育レベルは高いと言われており、ある
面ではそれは否定できないことでもるけれど・・・
ビジネス教育、お金についての教育は全くされて
いないというのが現状。
これを前提に、ビジネスを進める必要がある。
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起業物語(81)投資塾4
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(3)契約は成功報酬で行う
この投資塾のロジックを開発したのは、1名の
スタッフだった。
採用するときには
「私以上に凄い開発者はいない」
「任せておいてくれ」
と、自信満々だった。
実績もない人間を、自信がありそうだというだけで
採用した僕も僕だが・・・
・実績のない人間は採用しない
というアタリマエのことを守るとともに、自信が
あると本人がいった時点で
・完全な成功報酬にする
ことも必須。
完全な、とわざわざ書いたのは、例えば投資で
あれば、
・結果がプラスなら報酬をプラス
・結果がマイナスなら報酬をマイナス
にするということ。
一見厳しそうだが、経営者はそのリスクを取って
仕事をしている。
成功報酬というのは、見返りが大きい代わりに、
失敗したときのリスクも大きくして当然。
ちなみに・・・
この開発はたった1つのロジックしか開発する
ことができず、しかも6ヶ月ちょとしかロジックは
ワークしなかった。
彼には1000万円近くも支払ったが、結局、
破綻したロジックを1つだけ作ったのみだった。
彼を選んだのは僕。
いい勉強になった。
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起業物語(82)投資塾5
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ロジックの破綻と共に、投資塾は終わった。
返金も205名が対象となった。
当時はまだ経費も圧縮できておらず、一瞬にして、
経営状態が苦しくなった。
思えばこの時に大幅なリストラをすればよかった
わけだが、ここでまたしても僕は決断を引き
伸ばしてしまう。
親類への過剰な給料が毎月100万円以上出て
いたし、事務所にも月額50万円以上がかかって
いた。
その他の不要な経費も考えると、月額200万円
以上が消え去り続けていた。
4000万円以上の突然の出費があったにも
かかわらず、さらに毎月200万円の無駄金が
消えていく・・・
零細企業に、これは辛い。
役員報酬も半年以上カットして、しばらくは耐え
忍ぶことにした。
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起業物語(83)投資ツール1
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投資塾が大失敗に終わり、急なリストラも出来ずに
経営難に陥る中、僕は意外と冷静に、次の商売を
考えていた。
2008年12月12日、2つの打合せがあった。
これは記念すべき日で、今もこの日付を忘れる
ことはない。
1件目の打合せは、青葉台の喫茶店で3名で。
50日で10万円の元金を1000倍、つまり
1億円にしたトレーダーとの打合せ。
彼のノウハウを販売し、バックエンド商品として
彼のトレードをコピーして配信するツールを制作
するという内容。
「うまく行けば」月商5000万円も見えるね!
と、鼻息荒く話しをしたのを覚えている。
もう1件の打合せは、千葉の新興住宅地の回転寿司
にて3名で。
打合せというよりも、むしろ「食事会」で、仲間と
近況を報告しあうという感じ。
この食事会の中で、パートナーが、
「今販売しているノウハウを全部渡すから、その
まま販売継続して欲しい」
「利益のほとんどは取っていただいてもいい」
ということを打診してきた。
こちらは、月商100万円前後かなという感じ。
2009年からの販売に備えて、この2つの
ビジネスを進めていくことになったが、結果は
全く予想できないものになった。
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起業物語(84)投資ツール2
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12月12日の打合せで、2つのプロジェクトが
立ち上がった。
1つは、凄腕トレーダーのコピートレードシステム。
予想売上、月額5000万円
もう1つは、パートナーのノウハウ販売代理。
予想売上、月額100万円
この売上予想だから、当然、前者を勢い良く進め
ようと考えていた。
ただ、簡単なのは後者。
まずは、これを軌道に乗せるため、パートナーに
ノウハウを配布し、感想を聞いてみた。
ビジネスは、コツコツと積み上げてお金が得られる
ものもあれば、誰かの閃きで、あっという間に
利益が爆発するものもある。
人と同じで、掴みどころがないところがある訳で。
この、売上予想が月額100万円のノウハウだが、
パートナーが実践しているうちに、こんなことを
言った。
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起業物語(85)投資ツール3
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「これ、発注するのが面倒ですよね。
20~30秒かかっちゃう。
発注補助ツールって作れませんか?」
たしかにその通り・・・
数秒のタイムラグでも不利になってしまうという
時間にシビアな手法だったら、
◯取引を簡単にするための補助ツール
があれば、非常に便利になる。
開発に、すぐに作るように伝えて・・・
6時間後にはツールが完成。
そのツールを使えば、簡単に売買ができ、しかも
利益が短期間で大きく積み上がっていくので・・・
ツールと、ノウハウ動画を販売しよう!
ということになった。
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起業物語(86)投資ツール4
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ツールは2週間ほどの期間で30回以上に渡る
ヴァージョンアップを繰り返し、僕が一番使い
易いものにしてもらった。
そして、それを使って、利益を出している様を
全て動画に収めた。
一瞬で売買ができる便利なツール。
そして、実際の現金で取引をし、利益を積み上げて
行く、生々しいノウハウ動画。
1ヶ月もかからずに、これらを創り上げて・・・
すぐに販売を開始した。
当初の価格は
初期費用:63,000円
月額会費:15,750円
という設定。
「これで200件も売れれば楽しいよね」
という話しをしながらリリースをした。
1800件のリストに対してメールを投げて、
2日間で完成させたレターにアクセスをして
もらうという流れ。
結果は・・・
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起業物語(87)投資ツール5
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成約率が60%を超え、1084名の方が契約を
して下さった。
初期費用だけでも、約6500万円。
月額会費は、1ヶ月あたり、1600万円以上。
200名という当初の予測は大きくハズレて
しまい、その5倍以上の方にサービスを提供する
形となった。
成約率が60%以上というのは僕のマーケティング
の中では突出した結果で、これ以上の結果を残した
ものはない。
成功要因は恐らく
(1)リストを集めてから3ヶ月以内での仕掛け
(2)ツールが便利で分かりやすい
(3)稼ぐ現場をそのまま見せる動画が斬新
(4)レターの精度が高い
という4つ。
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起業物語(88)投資ツール6
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これは、マーケティングでは重要なことなので、
過去の成功体験とは言え、掘り下げて考察して
みる。
(1)リストを集めてから3ヶ月以内での仕掛け
リストは、時間の経過と共に疲弊していく。
リストのメンテナンス(教育)をせずに放置をした
場合、これは僕の仮説だけれど、
「忘却曲線と同じカーブ」
を描いて、反応率は下落していく。
下落させないために、情報を提供してリストを
温めても、この曲線の下落率がマシになる程度で
リストが疲弊していくのは避けることが出来ない。
であれば・・・
関連する商品は、リストを集めてから時間が経過
しないうちに販売するほうがいい。
簡単すぎる話だけれど、実際に見えないものだから
重要視している人は少ないのではないか。
リストは集めた時点が一番ホット。
であれば、メインの商品はその時点で一気に
販売するのがベスト。
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起業物語(89)投資ツール7
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(2)ツールが便利で分かりやすい
購入者は、いつの時代でも、初心者~初級者が
圧倒的に多い。
だから、どんなに高性能なツールでも
「わかりやすさ」
「シンプルさ」
がないと売れない。
極端な例だが
・超高性能な総合ツール
・簡単な単機能ツール
だと、「簡単な単機能ツール」のほうが売れる
ということ。
出せる結果が同じであれば、という前提条件は
つくけれど、できるだけシンプルに、可能な限り
簡単に、というのがキーワード。
「ワンクリックだけでオッケー!」
というノリが、いいということ。
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起業物語(91)投資ツール9
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(4)レターの精度が高い
この投資ツールのレターは、僕が今まで作った
中でも、
◯マーケティングの王道
に、最も忠実なものだった。
ヘッダでメリットを最大限に打ち出す。
サブヘッドも、アイキャッチになるような感情的な
表現を多様。
想定される質問には、
「喜びの声で回答する」
というヒネリもいれてみた。
ブレットもキャッチーな表現のものを25個採用。
さらに、実際の取引明細も、僕のものだけでなく
複数の方のものを掲載。
2年前に考えられるレターの技術を全て使った
ものとなった。
ちなみに・・・
初期費用:84,000円
月額費用:21,000円
という、高額なツール&ノウハウにも関わらず、
一般販売後の成約率は
0.91%
を達成している。
1万円の売り切りノウハウで1.0%以上が出れば
優秀だと言われている中で、高額な会員制サービス
で、この値は突出している。
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起業物語(92)新しい投資ツールの失敗1
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4つの要素が積み重なって、投資ツールが一気に
ブレイクしたわけだが・・・
これだけでは面白くないということで、さらに
10万円を1億円にした投資家のコピートレード
のノウハウ~ツールを続けて販売することにした。
投資ツールだけでも1500~2000万円の
月額利益を達成していたわけだから、
「凄腕投資家のトレードが再現されるツール」
を販売すれば、月額5000万円以上の利益に
なるのではないかと、さらに鼻息は荒くなって
いた。
恐らく利用者は1000名を超えるだろうから、
開発も手を抜くことが出来ない。
1000名の方に1~3秒以内に、サインが
配信されるような仕組みを1ヶ月で作り上げ、
テスト販売をする段階までたどり着いた。
結果が出れば90%以上の人が制約することは
分かっていたので、まずは無料でソフトを配布。
これ自体は間違っていなかったが・・・
配布するリストを間違えていた。
─────────────────────────
起業物語(93)新しい投資ツールの失敗2
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すでに成約している投資ツールの会員リストに
「無料お試し」を投げてしまったのだ。
投資はリスクがあるから、失敗をすれば、
今、ツールを使ってくださっている方々の
多くが、サービスを抜けてしまう。
そういう、ちょっと考えればわかるリスクも
見えなかった。
つまり、
「成功したら、月額5000万円!」
というところしかみえていなかった訳で。
ビジネスは、常に失敗したときのことを考え
なくてはならない。
「これがうまく行けば、ウルトラリッチだぜ!」
というのも、もちろん結構だけれど、
「失敗したら、これだけ損失が出るぜ・・・」
という部分も見ておかないと、予想以上の
損失を被ることになる。
鼻息荒く、お試しを開始したが、結果は酷い
ものだった。
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起業物語(94)新しい投資ツールの失敗3
─────────────────────────
10万円を1億円にしたトレーダーも、いざ、
自分の配信が他人に行き渡るとなると、ストレス
を感じてしまい、大きく敗退。
会員さんも大きな損を出し、そのプロジェクトが
失敗に終わっただけでなく・・・
既存のサービスを退会する人も大量に出る始末。
会社に入ってくるお金も、1ヶ月あたりで、
一気に400万円以上減ってしまい、年額
換算で4000万円以上の損失を計上する
結果となった。
月額5000万円の夢が敗れたと同時に、年間
4000万円の逸失利益・・・
リスクを考えないと、こういう結果になるのだと
この時、初めて「体感」することができた。
今、同じことをするのであれば、
・デモトレードのみで
・新規のお客さんに対してお試しを提供
するというマーケティング手法を取る。
投資は「白黒ハッキリする」商品なので、販売
には最新の注意が必要。
逆に、自己啓発などの「白黒はっきりしない」
商品はどういう売り方をしてもなんとでもなる
ということもよく分かった。
だから、余計に自己啓発商品が嫌いになった
んだけれど・・・
─────────────────────────
起業物語(95)2009年前半の総括
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2009年の前半は慌ただしい時期となった。
- 投資塾の大失敗~経営難に
◯投資ツール提供の会員制ビジネスの大成功
- コピートレードの会員制ビジネスの失敗
半年の間に3つの大きな動きがあった。
四柱推命の先生に、いろいろと話しを聞いて
参考にしているんだけれど、僕の人生は
「波が大きい」
人生らしい。
インド占星術の先生にも見てもらったことが
あるけれど、星の配置が複雑で、大成功している
人が100点とすれば90点の配置だそう。
そして、やはり、1度の人生を人の数倍楽しめる、
つまり波が大きい人生を送るということらしい。
今までの人生を振り返ると、たしかに40年近くで、
普通の人の数倍の体験をしてきたと感じている。
大学受験失敗
就職も失敗
そして起業
起業してからは成功続き
しかし大失敗も多く会社が傾いたことも
しかし大きな成功も得てなんとか持ちこたえ・・・
さらに、ここでは書くことができないけれど、
その他の「酸い甘い」も、多く体験している。
楽しいことも、悲しいことも。
苦しいことも、喜ばしいことも。
今から振り返ると、人生を深く味わうための
素材だったと思える。
─────────────────────────
起業物語(96)仕事をしないという決意1
─────────────────────────
話を元にもどす。
2009年の前半が終わり、起業してから4年が
経過。
あまりにも多くの体験をし、多少、精神に疲れが
出てきていたのか、僕は仕事を一切やめることに
した。
会員制ビジネスは、安定して利益を生んでいて
くれていて、新規の集客も順調。
少しはのんびりとしてみようと考えた。
メルマガは廃刊。
ミクシィは退会。
スカイプも切断。
仲間との連絡はほとんど取らないようにして、
僕は自分の趣味と散歩に生きる?ことにした。
午前中に3時間ほど散歩。
午後も3時間ほど散歩。
仕事はせずに、ネットでは車のサイトを見たり、
価格どっとこむを見たり。
ネットから姿を消し、仲間との連絡も取らず、営業
活動も一切せず・・・
完全にリタイア的な生活に入った。
─────────────────────────
起業物語(97)仕事をしないという決意2
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完全に仕事をしなくなるとどうなるか?
僕みたいな根っからの怠け者は、それなりに楽しく
趣味をしながら過ごせる。
毎日5時間以上の散歩。
散歩しながらの写真撮影。
旅行。
映画鑑賞。
食事。
仕事のことを完全に忘れて、遊びたい放題。
しかも、麻布の豪奢なマンションに引越しをして、
かつて無いほどに生活レベルは上がった。
ただ、残念なことに・・・
完全な不労所得というのはこの世に存在しない。
だから、月に得られる利益は徐々に減っていく。
簡単な仕事であれば、受けるようにはしていたが、
自分がホンキにならないと、プロジェクトも成功は
しない・・・
だから、毎月毎月、5~10%程度は利益が減って
いった。
当然利益が減ってくれば、自分の報酬を守るために
リストラにも目が行く。
仕事をしなくなって、唯一よかったの事は
リストラが進んだ
ということだった。
─────────────────────────
起業物語(98)仕事をしないという決意3
─────────────────────────
仕事をしなくても利益が入ってくる仕組みを作ると
今までの「無駄」もはっきりと見えてくる。
利益が徐々に減っていく中で、僕はその「無駄」を
切り捨てて行った。
利益が毎月5~10%減っていっても、無駄を
切り詰めれば利益の額は変わらない。
そこで、まずは
「利益を生まない経費」
を、切っていった。
親類への報酬は、利益を全く生まないにも関わらず
月額100万円を超えるようになっていた。
事務所も狭いところに移したとはいえ、使わない
のに、10万円以上の出費。
将来の利益を期待しつつも支払っていた固定費も
利益を全く生まないまま、すでに1年以上が経過。
この3つについて、リストラをした。
書けばこれだけのことではあるが、実際にリストラを
すると・・・
「実力のないもの」
ほど、抵抗することがよく分かった。
つまり、実力以上の給料を得ているものほど、その
「利権」
に、あやかろうとして、抵抗するわけだ。
これは、資本主義の絶対法則だと思うんだけれど
「給与以上の利益を生む社員」
は、辞めさせられることがない。
あるいは、利益を生まない間接部門の場合は
「外注化の費用よりも安くで働く社員」
は、辞めさせられることがない。
辞めさせられるということは、合理的な仕事が
出来ていないわけで。
で、そういう合理的な仕事ができない無能ほど、
あたりまえだけれど辞めさせられる事に抵抗する。
他では食っていけないから。
この事実を知っていると、人の採用基準という
ものがよくわかる。
完全リタイア生活をしていたけれど、リストラを
進めることで、経営者としての経験値は上がって
行った。
─────────────────────────
起業物語(99)仕事をしないという決意4
─────────────────────────
売上が徐々に減少していったものの、リストラを
敢行して、月額数百万円の浪費はなくなった。
これでスッキリ、ノンビリした生活ができる訳だ。
これまでどおり、毎日午前~午後の5時間ほどの
散歩と観劇三昧。
年のうち4ヶ月ほどは田舎暮らしという生活。
以前も書いたように
「根っからの怠け者」
の僕には、この生活も快適ではあった。
ただ、僕は怠け者ではあるけれど、負けず嫌い
でもある。
同じ時期に起業した仲間が、努力をして、新しい
ステージに到達し、当然稼ぎも加速している様を
見て、
「このままでいいの?」
「こんなに差をつけられていいの?」
という想いが湧いてきた。
起業当時の目標、「営業利益の月額3000万円」
というのは、すでに忘れていたけれど、仲間が
次々にそれを達成しているのを知り・・・
会員制ビジネスでショボい成功をして満足して
いた自分が、馬鹿に思えてきた。
そして、
「稼ぐというワクワク感」
を、忘れていたことを残念に思った。
さらに、
「仲間と語り競いながら自己成長する」
満足感を捨て去っていた自分に、嫌気が差した。
─────────────────────────
起業物語(終)仕事をするという決意
─────────────────────────
2011年1月。
僕は、再度、仕事をしようという決意をした。
この世に不労所得というものが存在しないから、
メンテナンスをしないことには、会員制ビジネスも
消滅してしまう。
起業当時の仲間の成長が著しい中、僕だけが
取り残されて自己成長をしていないのも悔しい。
そしてなにより・・・
◯仕事をすることは楽しいことではなかったか?
◯稼ぐことはワクワクすることではなかったか?
◯自己成長は人生最大の喜びではなかったか?
深い自省を抱いて、活動を再開した。
まずは、ツイッターとメルマガとブログをやって
みることに。
1月、ツイッター開始。
2月、メルマガ創刊、ブログオープン。
この「起業物語」を書いている現在、まだ半年も
経過していないが、次の変化が起こった。
(1)昔からの仲間が集まった
(2)プロジェクトが10本以上になった
(3)収入の流れが細いけれど増えてきた
6年前にメルマガを創刊してから半年以内の変化も
すごかったが・・・
今回もメルマガを発行してから半年の変化は、劇的
なものになった。
情報発信をする。
仲間を集める。
プロジェクトを立ち上げる。
6年前と同じ。
そして、これからも、6年前と同じように、
仲間と楽しく、プロジェクトを進める事ができる
ようになるだろうと楽観している。
(終)